日光東照宮を訪ねて


 一度訪ねたいと思いながらなかなか機会のなかった日光東照宮に10月8日行ってきました。
 平成11年に世界遺産に登録されたこと、徳川家康を神格化した東照大権現が祀られていることや社殿には多様な動物の彫刻があるという程度の知識しかありませんでしたが、二社一寺(東照宮・二荒山神社、輪王寺)という壮大な規模に驚き、また絢爛豪華な彫刻の多さには圧倒されました。
                   【2010・10・12記】



輪王寺の本堂・三仏堂、約50年ぶりの保存修理が始まっている
金堂の額は畳7枚の大きさがある


奈良時代末、日光山を開いた勝道上人の石像


日光東照宮の参道


表門・東照宮最初の門で仁王門とも呼ばれる


1648年小浜藩から奉納された五重塔


上神庫・中神庫・下神庫からなる校倉造りの三神庫


「見ザル、言ワザル、聞カザル」三猿の彫刻で有名な神厩舎
人間の一生をモチーフにした八面の彫刻がある

第一面 母子の猿、母猿は小猿の幸せの未来を願う 第二面 子供の頃は悪いことを見たり、言ったり、
聞いたりしないという教え
第三面 座っている猿、幼年期から少年期への独り立ち 第四面 上を見上げる猿、青春の志を抱く青年期
第五面 下を見る猿、人生の崖っぷちに立つ 第六面 物思いにふける猿、恋の悩みか無気力な日々
第七面 結婚した猿、第二の人生を二人して乗り越える 第八面 妊娠した猿、子どもが生まれて最初に戻る

日本を代表する最も美しい門・陽明門
故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など508体の彫刻が施されている


東照大権現の額の下には口の開け方が皆違う龍の彫刻

陽明門の柱の文様は猿の顔をモチーフに表現されているが
一本の柱だけは文様が逆になっており「魔除の逆柱」と言われている


「魔除の逆柱」


陽明門の左右に延びる廻廊の外壁には
わが国最大級の花鳥の彫刻が飾られている


現物を見ないままに描かれた「想像の象」の彫刻


徳川家康の生まれ年の干支・虎の彫刻


眠ったふりをしながら家康を警護したと言われる有名な「眠り猫」の彫刻


三基の神輿が納められている神輿舎





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