司馬遼太郎が日本人の本質を追及する「この国のかたち」の中にも取り上げている渉成園と神泉苑を5月2日に訪れてきました。「庭園は当然ながら建物に付属するが、日本の場合、ときに逆の場合もあった。林泉という私的な天地を作りたいという衝動がさきで、それを眺めるための、あるいは林泉のアクセントとしてのものでしかなかった場合も多い」と記述されています。その例として東本願寺の別邸である渉成園や二条城の神泉苑が挙げられています。渉成園は池泉回遊式の大庭園で、園内の建物や景物が「十三景」として紹介されています。
【2016・5・5記】 |
東本願寺の別邸・渉成園(枳殻邸)の入園口(西門)
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西門を入った正面の高石垣
長い切石や礎石、石臼、山石など多様な素材を組み合わせて築かれている
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庭園北口へ
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左側が臨池亭・正面が滴翠軒
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「滴翠軒」の名は、この池に落ちる小滝(滴翠)から付けられた
十三景の一
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枳殻邸の名の由来にもなった枳殻(からたち)の生垣
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侵雪橋
印月池から縮遠亭のある島へ渡る木造の反り橋
十三景の六
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碧玉の石憧
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源融ゆかりの塔
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塩 釜
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回棹廊
十三景の十二
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丹楓渓
十三景の十三
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印月池にはスイレンが繁茂
十三景の三
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漱枕居
十三景の十一
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北大島に建てられた茶室・縮遠亭
十三景の七
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傍花閣
十三景の二
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侵雪橋から閬風亭を眺める
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閬風亭
明治天皇がご休息に使われた大書院
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