2016年     読書録
NO. 月日 題名 著者 出版社 価格 所感
1 1月4日 わかれ 瀬戸内寂聴 新潮社  1400 ここ10年間に雑誌に掲載した短編集、表題作は傑作・・・
2 1月8日 キャパへの追走 沢木耕太郎 文藝春秋 1500 キャパが撮影した場所をたどるルポルタージュ
3 1月11日 楽園 花房観音 中央公論社 1500 京都を舞台に女性のサガを鋭く描く
4 1月15日 ローマで語る 塩野七生・アントニオ・シモーネ 集英社文庫 620 塩野七生が映画のスターフをしている息子と映画について語る
5 1月18日 日本の敵 櫻井よしこ 新潮社  1500 時代の動き、特に中国の動きなどについて鋭く論じる
6 1月20日 「殺しあう」世界の読み方 田原総一朗・佐藤優・宮崎学 アスコム 1200 変動激しい世界情勢の読み方について徹底討論
7 1月28日 千住家、母娘の往復書簡 千住真理子・千住文子 文春文庫 670 バイオリニストと母親との書簡で人生観、芸術、生と死等語り尽くす
8 2月4日 ザ・ブラックカンパニー 江上剛 光文社 1500 皆を幸せにする目的で設立したハンバーガー店がブラック企業に・・・
9 2月7日 流砂ののなかで 辺見庸・高橋哲哉 河出書房新社 1300 世の中の変化の動向を鋭く抉る対談
10 2月12日 空海 高村薫 新潮社  1800 新聞連載を単行本にしたもの、内容は難解だが読みやすく興味深い
11 2月15日 日本型リーダーはなぜ失敗するのか 半藤一利 文春新書 780 軍隊や太平洋戦争を例にしてリーダー論を展開する
12 2月22日 秦の始皇帝 津本陽 角川書店 1600 権謀術策を斡らし中国の戦国時代を生き抜く波乱万丈の生涯を描く
13 2月28日 司馬朗太郎の真髄「この国のかたち」 文藝春秋没後20周年増刊号 文藝春秋 1000 雑誌掲載の記事や対談等幅広い話題が満載・・・再読の気が起こる
14 3月18日 偽りの森 花房観音 幻冬舎 1500 京都の老舗料亭の四姉妹のそれぞれの生き方を克明に描く
15 3月25日 司馬遼太郎に日本人を学ぶ 森 史朗 文春新書 890 司馬作品について編集担当者が解説するガイド・・・再読したくなる
16 4月5日 ギリシャ人の物語Ⅰ民主政のはじまり 塩野七生 新潮社  2800 新シリーズの第1巻、初めて出会うギリシャの歴史に興味を覚える
17 4月14日 B面昭和史1926⇒1945 半藤一利 平凡社 1800 国民、庶民の立場から見た昭和の時代を論じる、大長編を一気に読了
18 5月3日 バラカ 桐野夏生 集英社文庫 1850 人身売買により日本に来たバラカが東日本震災の原発事故により翻弄される数奇の運命を描く
19 5月7日 司馬遼太郎の言葉2「この国のかたち」 没後20年・週刊朝日MOOK 朝日新聞社 920 「この国のかたち」の世界を中心に対談、講演録等を特集
20 5月14日 故郷忘じがたく候・馬上少年過ぐ・他 司馬遼太郎 文藝春秋社 1800 全集の短編小説の主な作品を再読する
21 5月22日 はじめての親鸞 五木寛之 新潮新書 700 新潮講座「人間・親鸞をめぐる雑話」をまとめたもの、面白し・・・
22 5月30日 青春ぱんだバンド 瀧上耕 小学館 1400 湖北を舞台にした高校生活を描く青春もの
23 6月5日 街道をゆく24 近江・奈良散歩 司馬遼太郎 朝日文庫 440 「街道をゆく」と近江というシンポジウムを聴いたのを機会に再読する
24 6月11日 これからを生きるあなたに伝えたいこと 美輪明宏・瀬戸内寂聴 マガジンハウス 1400 「戦後70年、被爆70年~瀬戸内寂聴展」を記念して開催された対談記録
25 6月15日 湖猫、波を奔る 弟子吉治郎 サンライズ出版 1600 琵琶湖を舞台にしたロマンあふれる物語で興味津々・・・
26 6月23日 この日のために 上 池田勇人・・・ 幸田真音 角川書店 1600 池田勇人と田畑政治の伝記的な物語・・・
27 6月28日 愛の宿 花房観音 文芸春秋 1500 京都を舞台にしたホテルでの死亡事故による騒動を描く
28 7月1日 自分を見つめるもうひとりの自分 柳田邦男 佼成出版社 1200 予期せぬ異常事態が発生した時の対処法などを論じる
29 7月5日 この日のために 下 池田勇人・・・ 幸田真音 角川書店 1600 総理大臣になりオリンピックを開催すりまでの苦難のドラマ
30 7月7日 求愛 瀬戸内寂聴 集英社文庫 1300 超短編の最新作・・・
31 7月9日 八人との対話 司馬遼太郎 文春文庫 520 山本七平・大江健三郎・丸谷才一・永井路子等との対談・・・再読
32 7月20日 司馬遼太郎対話選集7・人間について 司馬遼太郎 文春文庫 524 今西錦司・犬養道子・高坂正堯・山村雄一・山崎正和との対談・・・再読
33 8月2日 韃靼疾風録 司馬遼太郎 中央公論社 昭和59年1月号~62年8月号まで連載の雑誌から切り取った原文で再読
34 8月10日 21世紀の戦争論 昭和史から考える 半藤一利・佐藤優 文春新書 830 昭和史に組み込まれている戦争の総括や軍事官僚機構等を論じる
35 8月14日 変貌する自民党の正体 田原総一朗 ベスト新書 780 終戦後の自民党の経緯や最近の動きを論じる
36 8月18日 ポーカー・フェース 沢木耕太郎 新潮社  1600 幅広い話題のエッセイ集
37 8月21日 玄冬の門 五木寛之 ベスト新書 785 人生の終わりを迎えるための生活についての考察・・・
38 8月29日 ラヴィアンローズ 村山由佳 集英社文庫 1500 強圧で傲慢な夫に耐えられなくて不倫をし、発覚して殺人を犯すスリラー・
39 9月7日 流星ひとつ 沢木耕太郎 新潮文庫 670 藤圭子へのインタビューを通して「会話」だけで紡がれた異形の物語・・・
40 9月13日 自民党と創価学会 佐高信 集英社新書 740 批判しあっていた2つの団体が連立するという不可解な経過を論じる
41 9月23日 たまゆら 藍川京 幻冬舎 1600 女流作家と挿絵画家との愛のやりとりを描く
42 10月1日 日本の未来 櫻井よしこ 新潮社  1500 「週刊新潮」連載の時局評論の最新版
43 10月7日 ふがいない僕は空を見た 窪美澄 新潮社  1400 「R-18文学賞」大賞受賞作ということで読了
44 10月9日 甘いお菓子は食べません 田中兆子 新潮社  1400 これも「R-18文学賞」受賞作で読了するが大したことなし・・・
45 10月12日 純情エレジー 豊島ミホ 新潮社  1300 「R-18文学賞」受賞作家の短編小説集
46 10月14日 とける、とろける 唯川 恵 新潮社  1400 同じ類の本を流し読みする
47 10月22日 陸王  池井戸潤 集英社 1700 人気作家の最新作、面白くて一気に読了・・・
48 10月29日 マリコ、炎上 林真理子 文藝春秋 1200 「週刊文春」連載エッセイの最新号
49 11月2日 安倍晋三への毒言毒語 佐高信 金曜日 1600 お馴染み佐高信の最新版・・・言いたい放題の痛快編
50 11月8日 チルドレンな日本 香山リカ・佐高信 七つ森書館 1400 10年前の対談・・・本音をぶちまけあった対談で興味深し
51 11月13日 カエルの楽園 百田尚樹 新潮社  1300 カエルの世界を描きながら日本国を連想させる・・・
52 11月16日 よるのふくらみ 窪美澄 新潮社  1400 兄弟の生き方をめぐる物語
53 11月27日 情人 花房観音 幻冬舎 1600 阪神・淡路大震災から東日本大震災までを時代背景に若い女性の生きざまを描く
54 12月3日 ただ生きていく、それだけで素晴らしい 五木寛之 PHP 1000 著者の最新のエッセイ集
55 12月5日 小池真理子対談集「秘密」 小池真理子 講談社 1600 石田衣良、小川知子、高樹のぶ子、渡辺淳一等との対談
56 12月14日 手のひらの京 綿矢りさ 新潮社  1400 京都住まいの三姉妹のものがたり・・・京都人の気質がよく描かれている
57 12月22日 70歳!人と社会の老いの作法 五木寛之・釈 徹宗 文春新書 780 戦後70年が経ち社会も変化してきた・・・終わりを迎える為の生き方を探る
58 12月26日 敵を知り己れを知らば 佐高 信 岩波書店 1800 佐高信の気になる50人の人物論・・・興味深く面白し
59 12月28日 堕ちてゆく 岩井志麻子 徳間書店 1800 女たちの事件簿・・・短編集ながら登場人物の一人が次々と現れる不思議さ・・・
60 12月31日 杖ことば 五木寛之 学研 1300 ことわざをテーマに著者のとらえ方や人生等について語る
61
62
 
inserted by FC2 system