関西花の寺めぐり・興聖寺


 関西花の寺二十五ヵ所に滋賀県で唯一登録されているのが朽木の里にある興聖寺です。司馬遼太郎の「街道をゆく」に「かっての朽木氏の檀那寺で、むかしは近江における曹洞禅の巨刹としてさかえたらしいが、いまは本堂と庫裡それに鐘楼といったものがおもな建造物である・・・」と記されています。また(ひょっとするとここは足利義晴の流寓地だったのではないか)と記し、その将軍を慰めるため作庭したとされる旧秀隣寺庭園(足利庭園)が現存しています。境内に茂る樹齢480年を超すヤブツバキが有名です。11月19日に訪れた時は紅葉も僅かに残っていました。
                     【2015・11・20記】



京都と若狭を結ぶ鯖街道から少し入った参道

ゆるい坂道をお地蔵さんを見ながら登る

参道脇のお地蔵さん

坂道を登ると紅葉が迎えてくれる


僅かに残った紅葉と本堂


興聖寺の庫裡


鐘 楼


椿亭と紅葉のじゅうたん


旧秀隣寺庭園全景(室町時代)


鶴羽の蓬莱石


鶴池に浮かぶ亀島


樹齢480年を超えるヤブツバキの古木






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